劇団鮫軟骨第9回本公演「明けない夜がありました」終演致しました。
コロナ禍という状況の中、公演をするという事がどういう事なのか。
劇団員はもちろん、客演陣含め、公演に携わった全ての参加者が、
その事を考えない日は無かったと思います。
もし、「久々の公演だから楽しいな」とか、
「困難な状況の中で舞台やったよ」とか、
こういった発言を、自己中心的で配慮が足りないと感じたのであれば、
誠に申し訳ありませんでした。
本当に、本当に、ごめんなさい。
今回の公演は、
新型コロナウィルスへの闘い方として導き出した、劇団鮫軟骨としての一つの答えです。
もっと他に最良な方法があったかもしれません。
(・・・野外公演が出来たかもしれない・・・ライブ配信が出来たかもしれない・・・無観客公演が出来たかもしれない・・・)
小劇場を守るための、もっと最善の方法があったかもしれません。
(・・・もっと名のある劇団にお願い出来たかもしれない・・・クラウドファンディングが出来たかもしれない・・・公演を行う事で、もしかしたらその劇場が近所から非難を受けるかもしれない・・・)
あらゆる“かもしれない”という選択肢の中から選んだのが、今回の公演です。
言い訳・・・かもしれませんね。
それでも、劇団鮫軟骨は舞台をする事しか出来ない不器用な団体です。
ごめんなさい。
だから、考えます。
公演が終わってからも。
いや、今回の公演を終えて経験してこそ、より考えなければいけませんね。
「あ〜舞台出来て良かった〜」とか、
「みんなとの公演楽しかった〜」とか、
それだけじゃダメなんですよね。
これからは。
次を考えないとね。
流されずに、ちゃんと自分で考えないと。
そして、それを発信していかないとね。
ここまで読んでくれた方、ありがとうございます。
誰も読んでくれなかったとしても、
自分への宣誓という事で、ここに記している事にします。
そして、劇場まで足を運んで下さったお客様。
本当に、
本当に、
ありがとうございました。
もう大晦日ですね。
日本海側は年越しにかけて雪が降るそうです。
太平洋側は晴れるみたいですが、とにかく寒いそうです。
みなさんお気をつけ下さい。
良い年越しを。
どらま